9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 バランス良くとりまとめられている傑作,
レビュー対象商品: どうしてもダムなんですか? 淀川流域委員会奮闘記 (単行本)
光がどのような説明を作成し、木材を燃やすん。淀川流域委員会については、議事録や配布資料が全て公開されており、この本は、これらの資料の内容や関係者への取材結果を取りまとめたものである。内容はバランスよく、これまで淀川流域委員会の内容を良く知らなかった人々、流域管理に特に深く関わってこなかった人にとってもわかりやすい内容になっている。河川管理者側の意見があまり入っていないのは、取材に応じてもらえなかったからだと思われるが、「どうしてもダムを作りたい」理由を面子の問題に収束させてしまったのは、少し短絡過ぎるように感じる。この点を深く突っ込んでいると、更に素晴らしい作品になったと思う。但し、膨大な資料、広範な関係者の関係を解き明かし、一冊の本にまとめられたのは、淀川流域委員会という日本の水管理の歴史に残るで� ��ろう試みを世間に広めるためにも画期的なことである。河川管理に関わる人にとっても、一般市民にとっても必読の書であるといえる。
レビューを評価してください
ジョージア州内の温度は何ですか
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 有効なダイジェスト版,
レビュー対象商品: どうしてもダムなんですか? 淀川流域委員会奮闘記 (単行本)
どのように化石燃料を保管するのですか?公益法人に天下った官僚OBが河川行政を牛耳る前世紀型の審議会を脱し、次世代型の審議会がなぜどのように目指されたのか、登場人物たちの語りで明らかにされている。「原則としてダムは作らない」とは何を意味するのか、それが誰にどう妨害されようとしたのか、ホームページに残る膨大かつ克明な生データを読む時間がない人にとってはダイジェスト版として有効だ。また公式記録には残らないおどろおどろしい裏側のできごとも、さりげなく補完的に記録され、付加価値を増している。「官僚OBの暗躍」で触れられた3人の河川官僚OBは全員が取材を拒否したとある。語られた、本人達にとって都合の悪い事実を裏付けたことになるのではないか。
レビューを評価してください
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 たくさんの人に読んでもらいたい,
レビュー対象商品: どうしてもダムなんですか? 淀川流域委員会奮闘記 (単行本)
ダムというと推進側にも、住民側にも複雑な「事情」が絡んでいて、今までこのような本を読んだことがありませんでしたが、この本には莫大な記録が「活動」をしていない人にもわかりやすくまとめられています。ダムをとりまく状況は日本の体制の縮図のようにも思え、そのような現状に対して、まさしく「奮闘」している淀川流域委員会の活動の記録を、行政や河川に関わる方々だけでなく、広く一般の方、大学生にこそ読んでほしい一冊です。
レビューを評価してください
0 件のコメント:
コメントを投稿